法人スマホは購入とレンタルどっちがお得?メリットやデメリット、端末の選び方なども解説!

2025.05.29

法人スマホを導入するにあたって、レンタルにしようか購入にしようか迷っていませんか?

レンタルで導入するにも、メリットだけでなくデメリットもあるため、しっかりと理解した上で導入したいですね。

さらに、メリット・デメリットに加えて、購入との違いを理解することで、より最適な法人スマホの導入が出来ることでしょう。

本記事では、法人スマホの購入とレンタルの違いから、キャリア別のサービス内容、選び方のポイントまで詳しく解説します。

お悩みの方は、ぜひご覧ください。

目次

法人スマホのレンタルと購入の違いとは?

法人スマホの導入方法には、主に「レンタル」と「購入」の2種類があります。

レンタルは初期費用を抑えられ、短期間の利用に適していますが、長期利用では割高になることがあります。

一方、購入は初期費用が高額ですが、長期的にはコストを抑えられる可能性があります。

また費用以外にも、以下の違いがあります。

   購入 レンタル
初期費用 高い ほぼ不要
資産計上 必要 不要
利用期間 長期向け 短期向け
柔軟性 低い(再契約・機種変更が手間) 高い(用途に応じて契約変更可)
故障時対応 自己責任・保証が別途必要 補償付プランあり

契約期間や台数、導入したい機能などを考慮し、自社のニーズに最適な方法を選択することが重要です。

法人スマホは購入とレンタルどっちがお得?

法人スマホの導入にあたり、購入とレンタルのどちらがお得かは、利用目的や運用期間によって異なります。

短期的なプロジェクトや急な人員増加など、一時的なニーズにはレンタルがお得です。

契約台数や契約期間を調整しやすく、最新機種や業務用アプリのインストールにも対応している場合があります。

そのため、短期利用の場合はレンタルがお得になるでしょう。

一方、長期的に安定した運用を見込む場合は、購入のほうがコストパフォーマンスに優れます。

購入の場合、最初に端末代は発生するものの、その後の月額利用料はSIMのみになるため、長期的に見るとランニングコストを抑えられるからです。

また、端末を自社仕様にカスタマイズでき、継続的な機能追加や設定変更にも対応しやすい点が端末購入の魅力ともいえるでしょう。

利用シーン別法人スマホレンタルと購入がおすすめのケース

スマホをレンタルするか購入するかは、業務での利用シーンに応じてどちらが良い選択か異なるため、見極めることが重要です。

そこで、次項より、法人スマホの購入とレンタルがおすすめのケースを解説していきます。

法人スマホの購入がおすすめなケース

自社で長期的にスマホを運用したい場合や、社員ごとに業務用アプリをカスタマイズして継続使用したい場合は、購入がおすすめです。

特に、営業職などの外回りの多い社員に1人1台スマホを支給し、日々の業務で継続的に使用するなら、購入したほうが端末管理も行いやすいでしょう。

また、社内のセキュリティポリシーに合わせた設定やアプリの導入も柔軟に行えるため、長期的な運用に適しています。

法人スマホのレンタルがおすすめなケース

短期的なプロジェクトや繁忙期の人員増加など、限られた期間だけスマホが必要な場合にはレンタルが向いています。

たとえば、イベントスタッフや建設現場の期間限定の作業員に対して、一定期間だけ業務用スマホを支給するようなケースです。

契約期間終了後は端末の返却を行うだけで済むため、管理の手間や保管スペースも不要で、コストや運用の無駄を抑えられます。

また、急な人員追加にもスピーディーに対応可能です。

法人スマホをレンタルするデメリット5つ

法人スマホをレンタルする場合のデメリットは、5つあります。

次項で、それぞれみていきましょう。

①利用期間に応じてレンタル費用が高くなる

レンタルサービスは短期利用には向いているものの、

長期間にわたって利用すると購入に比べてコストがかさむ傾向があります。

例えば、1台あたり月額で数千円の費用が発生する場合、2~3年単位の運用では購入の方が割安になる可能性が高いです。

そのため、レンタルは「数週間~数ヶ月程度の短期利用」が基本と考え、長期運用が前提の業務ではレンタル利用するかどうかを慎重に検討しましょう。

②希望端末のレンタルができない場合がある

レンタル会社によって取り扱い機種が異なり、在庫状況によっては希望端末が選べないこともあります。

とくに最新機種や高性能モデル、業務用に特化したモデル(防水・耐衝撃・業務アプリ対応端末など)は、数に限りがあり早期に貸し出し中になる可能性も否めません。

業務要件に合った端末を確実に使用したい場合は、事前に取り扱い機種と在庫確認を行うことが必要です。

③故障や修理に対応してもらえない場合がある

レンタル契約であっても、万が一の故障時に無償で対応してもらえるとは限りません。

多くの法人向けスマホレンタルサービスでは、自然故障(初期不良や内部不具合など)は保証対象ですが、落下や水没、画面破損などの“過失による故障”は補償対象外となることが一般的です。

また、補償オプションに加入していない場合、修理費用や代替機の手配に追加料金が発生します。

これは一時的なコスト増にとどまらず、台数が多い場合や頻繁な故障が起こる環境では、レンタルコスト全体が大幅に上がるリスクも十分に考えられるのです。

結果として、購入して自社で一括管理・修理対応するよりもトラブル発生のたびに都度コストが発生するレンタルのほうが、総合的な管理費用が高くなる可能性もあります。

修理費の高額支払いなどのリスクを防ぐためにも、レンタル契約時には必ず補償内容・自己負担範囲などを確認し、自社の運用スタイルに合ったプランを選ぶようにしましょう。

④途中解約による違約金が発生することもある

法人スマホのレンタル契約には、最低利用期間(例:1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月など)があらかじめ設定されていることが多くあります。

そのため、途中でスマホが不要になった場合でも、契約期間が残っていると違約金が発生したり、残りの期間分の料金が請求されたりするケースがあるのです。

たとえば、プロジェクトが予定より早く終了したり、業務体制の変更で必要なスマホ台数が減るというケースもあるでしょう。

しかし、契約台数や期間を柔軟に見直せないサービスを選んでいると、使わないスマホに対して料金を払い続けることになり、結果として割高になる可能性があります。

特に複数台を一括で契約している企業や、契約期間が長いケースでは、こうした「無駄な支出」が積み重なり、購入よりも高くついてしまうこともあるのです。

このようなリスクを避けるためにも、契約前には以下の点を確認しておきましょう

  • 最低利用期間や解約条件はどうなっているか
  • 契約途中の台数変更やプラン変更は可能か
  • 違約金の有無や金額の基準

できるだけ柔軟な契約形態を選ぶことで、不要なコストを抑え、より効率的に法人スマホを運用することが可能になります。

⑤機能の利用制限がある場合がある

レンタルスマホは業務用に最適化されているため、一部のアプリや設定に制限がかかっていることがあります。

たとえば、Googleアカウントの追加制限、アプリの自由インストール不可、カメラやBluetoothの機能制限などです。

これは情報漏洩やセキュリティリスクを防ぐための措置ですが、業務上必要な機能が使えない場合は業務効率に影響する可能性もあります。

導入前に、使用予定の機能が制限対象になっていないかを確認することが大切です。

法人スマホをレンタルするメリット3つ

法人スマホをレンタルするメリットを大きく3つにまとめました。

次項で、詳しくみていきましょう。

①短期間だけの利用の場合はお得

一時的な人員増加や短期プロジェクトなど、限られた期間だけスマホが必要な場合、レンタルは非常に効率的です。

必要な期間のみ契約できるため、端末の購入・管理・保管の手間が省けます。

また、不要になったら返却するだけで済むため、無駄なコストやリスクを抑えることが可能です。

そのため、特にイベントや季節的な業務が多い企業にとっては、柔軟かつ実用的な選択肢といえるでしょう。

②資産計上が不要

レンタルはリースや購入と異なり、端末が企業の資産にならないため、固定資産としての管理や減価償却の手続きが不要です。

そのため、経理処理がシンプルになり、財務上の負担も軽減されます。

会計上の手間を減らしつつ必要な設備を導入できる点は、スピードが求められるビジネスシーンにおいて大きなメリットです。

特に管理コストを抑えたい中小企業やスタートアップにとっては魅力的です。

③初期費用を抑えることができる

スマホを購入する場合は、台数分の端末費用が一括で発生しますが、レンタルであれば月額制のため初期費用を大幅に抑えることができます。

導入時の資金負担が少なく、必要な機能をすぐに業務に取り入れることが可能です。

急な導入が必要な場合や、資金を他の投資に回したい企業にとって、コストの平準化とキャッシュフローの安定化が図れるのも大きなメリットといえます。

法人スマホをレンタルできるキャリア

法人向けスマホレンタルは、携帯キャリア各社も専用サービスを展開しており、信頼性の高い通信環境とサポート体制を求める企業に人気です。

ここでは、主要キャリアであるdocomo・ソフトバンク・auの法人レンタルサービスの特徴をご紹介します。

以下で詳しくみていきましょう。

①docomo

ドコモは、安定した通信品質と全国対応のネットワークを強みとし、法人向けスマホレンタルにも高い信頼性があります。

多機能かつ堅牢な端末が揃っており、導入規模に応じた柔軟なサポート体制も魅力です。

さらに、個人でも法人でも契約できる「携帯電話レンタルサービス」もあり、短期間からご利用いただけます。

②ソフトバンク

ソフトバンクは、法人向けに豊富なレンタル端末を提供しています。

365日サポート対応の法人レンタルヘルプデスクを無料で利用でき、利用者からの問い合わせにも対応しているため、困ったときにスムーズに問い合わせすることも可能です。

契約期間中に、端末修理や紛失に伴う費用負担が無料になるレンタル保守パックサービスが用意されています。

そのため、突然のトラブル時も追加費用がなくコスト管理がしやすく、安心して社員に端末を貸与することができるでしょう。

このように、サポート体制と保証制度の充実が、法人運用の安心感につながるのがソフトバンクの大きな強みです。

③au

auは、セキュリティと運用管理のしやすさを重視した法人向けレンタルサービスを提供しています。

KDDI独自の法人サポートサービスにより、導入時の設定代行やセキュリティサポートなど、導入から運用まで安心して任せることが可能です。

また、業種ごとの業務ニーズに応じた端末選定が可能なため、建設現場や医療機関、教育機関など幅広い分野で利用されています。

法人スマホをレンタルする際の選び方4つ

レンタルをする際には、以下の4つのポイントをしっかり確認しましょう。

以下でそれぞれ詳細をみていきましょう。

①レンタル期間の柔軟さ

レンタルの契約期間は、企業の運用方針に合わせて選べるかが重要です。

短期のイベント対応から、数カ月〜年単位の長期プロジェクトまで、用途によって必要な期間は異なります。

急なスケジュール変更によりレンタル期間が延長する可能性も考慮して、途中解約やレンタル延長時の対応が柔軟な業者を選ぶことが、無駄なコストや手間を防ぐポイントです。

②レンタル可能台数の有無

レンタル可能な台数が豊富であれば、大量の端末が同時に必要な企業やプロジェクトにおいて、端末数の調整が容易になります。

新規事業や大規模イベントのように、短期間で大量の端末が必要な場合には、一括で大量レンタルに対応してくれるサービスや、台数の増減に対応してくれるサービスがよいでしょう。

また、企業によっては急な人員増減に対応するため、必要な時に必要な台数だけ柔軟にレンタルできるサービスを選ぶことで、業務をスムーズに進めることが可能です。

③機種やプランが充実しているか

最新のスマートフォンや業務に最適化された端末を選べることは、効率的な業務運用に繋がります。

AndroidやiPhoneの対応機種や、プランの多さ、データ通信の条件なども選定のポイントです。

選択肢が豊富であるほど、自社の業務環境や予算に合った端末を柔軟に選ぶことができます。

④サポート体制が整っているか

運用を支えるサポート内容が充実しているレンタル業者を選ぶことで、導入後も安心して利用することができます。

導入後のトラブル対応や故障時のサポートが迅速であるかどうかは、業務の安定性に関わる重要な要素です。

契約前に専用の法人窓口の有無や、交換端末の手配スピード、遠隔管理や初期設定の代行サービスなどを十分にチェックしておきましょう。

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よくある質問

法人スマホのよくあるご質問を3つまとめました。

以下で詳細を解説いたします。

①法人スマホのレンタルは最短でどのくらいの期間から利用できますか?

レンタル業者によって異なりますが、1日単位や1週間単位など短期から利用できるプランを用意している場合もあります。

イベントや短期プロジェクトなど、スポット的な利用にも対応可能です。

②レンタル中にスマホが故障した場合はどうなりますか?

通常、レンタル契約には故障時の対応規定が含まれており、自然故障であれば無償交換対応がある場合もあります

ただし、破損や水濡れなど利用者側の過失による故障は、有償になる可能性があるため、契約前に確認が必要です。

➂ セキュリティ対策はどうなっていますか?

多くの法人向けレンタルサービスでは、MDM(モバイル端末管理)による遠隔操作やアプリ制限、データ消去機能などが提供されています。

端末の管理体制や情報漏洩対策について、レンタル会社に事前確認することが重要です。

まとめ

法人スマホの導入方法には、「購入」と「レンタル」の2種類があります。

レンタルは

短期利用に適しており、初期費用が抑えられ、資産計上不要などのメリットがありますが、長期利用ではコストが高くなることがあります。

一方、購入は初期費用が高いものの、長期的な運用にはコストパフォーマンスが良いです。

もしレンタルを行う場合は、次のポイントを考慮しましょう。

  1. レンタル期間の柔軟さ
  2. レンタル可能台数の有無
  3. 機種やプランが充実しているか
  4. サポート体制が整っているか

利用シーンや目的に応じて、最適な法人スマホを契約してくださいね。

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