法人携帯を安全に廃棄処分するおすすめの方法|廃棄する際の注意点やデータ消去方法を徹底解説

2025.11.28

不要になった法人携帯を「コストがかかるから」といって放置していませんか?

法人携帯を廃棄せずに放置していると、情報漏洩のリスクが高まります。

また、法人携帯を安全かつお得に廃棄するためには、信頼できる買取業者を選ぶことが重要です。

本記事では、法人携帯の廃棄方法や注意点をわかりやすく解説します。

法人携帯を処分する際の参考にしてください。

法人携帯を廃棄・処分できる5つの方法

法人携帯を廃棄・処分する方法として、以下の5つの方法が挙げられます。

①自治体

多くの自治体では、小型家電の回収も行っているため、携帯電話やスマートフォンの回収も対象になっています。

市役所・駅・図書館・公民館などの公共施設に指定の回収ボックスが設置されている市区町村が多く、手軽に廃棄できるのが魅力です。

また、不燃ごみとして回収してもらうこともできるため、面倒な手続きもいりません。

ただし、法人携帯を一斉処分するのはマナー違反になることもあるので注意しましょう。

以下の表では、自治体で法人携帯を廃棄する際のメリットやデメリット、自治体での廃棄がおすすめな人をまとめました。

メリット・法律や規則に沿って安全に廃棄できる
・地元自治体のルールに従って確実に処分できる
・廃棄コストが比較的安価または無料環境負荷の低減につながるリサイクルが行われる
デメリット・大量の一括処分には対応してもらえない
・適切なデータ消去を行わないと、個人情報保護法やその他法令に違反する可能性がある
おすすめな人・最小限の手間だけで処分したい人
・処分台数が少ない人
・自分でデータの消去ができる人

また、データが完全に消されていない端末をそのまま自治体の回収に出してしまうと、回収の過程で携帯が抜き取られ、情報漏洩に繋がる恐れがあります

思わぬトラブルを招かないためにも、廃棄前のデータ消去は必ず徹底しましょう。

②キャリアショップ

大手キャリアショップは「モバイル・リサイクル・ネットワーク」に加盟しているため、メーカーやキャリアを問わず無料で法人携帯の回収を行っています。

また、内部データの消去も徹底しているため、安心して利用できる点が魅力です。

しかし、店舗によっては大量の一括処分に対応していない場合があるため、事前の相談が欠かせません。

以下の表では、キャリアショップで法人携帯を廃棄する際のメリットやデメリット、キャリアショップでの廃棄がおすすめな人をまとめました。

メリット・キャリアのルールに従って確実に処分できる
・無料で廃棄できる
・下取りやリサイクルプログラムで環境負荷の低減につながる
デメリット・大量の一括処分には対応しづらい場合がある
・キャリアによってデータ消去対応に差がある
おすすめな人・確実に端末を廃棄したい人
・廃棄コストを抑えたい人
・処分台数が少ない人

情報漏洩が不安なときは、目の前で携帯を粉砕する「ケータイパンチ」という機械を使ってくれる店舗もあるので相談してみましょう。

③買取業者

買取業者であれば再利用が可能な場合、携帯やスマートフォンの売却益を得られることもあるでしょう。

ほとんどの買取業者では買取査定を無料実施しているため、相見積もりを行いながら依頼先を選定することも可能です。

相見積もりを行うことで、買い取り価格が高い業者を見つけられたり、サービスの違いを把握できるため、最も納得できる依頼先を選びやすくなります。

以下の表では、買取業者で法人携帯を廃棄する際のメリットやデメリット、買取業者での廃棄がおすすめな人をまとめました。

メリット・高値で買い取ってもらえる可能性がある
・廃棄コストがかからず、利益が発生する場合もある
・データ消去や処理を業者に任せられる場合がある
デメリット・買取価格が端末の状態や機種によって大きく変動する
・一括大量処分には対応していない業者もある
・業者によってデータ消去の方法や安全性に差がある
おすすめな人・廃棄コストをかけたくない人
・端末を売って利益につなげたい人
・中古市場で価値がある端末を所有している人

また、データ消去証明書の発行が可能な買取業者に依頼することで、情報漏洩のリスクを低減できるでしょう。

上記のデータ消去証明書については、後述する「法人携帯を廃棄する際の4つの注意点」で詳しく説明していますので、あわせて確認しておくと安心です。

④リサイクル業者

リサイクル業者であれば、メーカーやキャリアを問わず大量の廃棄処分が可能です。

また「小型家電リサイクル法認定業者」を取得している業者であれば信頼しやすく、確実で迅速な廃棄が期待できるでしょう。

以下の表では、リサイクル業者で法人携帯を廃棄する際のメリットやデメリット、リサイクル業者での廃棄がおすすめな人をまとめました。

メリット・法規制に沿った適切な廃棄・リサイクルが可能
・大量の端末にも対応できる
・業者が多いデータ消去やデータ消去証明書の発行で情報漏洩リスクを低減できる
デメリット・廃棄費用がかかる
・買取のような売却益は基本的に得られない
・業者によって対応やサービス内容に差がある
おすすめな人・法規制に沿って安全に大量の端末を処分したい人
・データ消去や情報漏洩対策を重視する人
・廃棄よりもリサイクルを優先したい人

ただし、自分でデータの初期化をする必要があるため注意が必要です。

処分費用も業者により大きく異なるので、相見積りを取得しながらの比較が欠かせません。

⑤家電量販店

家電量販店では、ブランドやメーカーを問わず法人携帯の回収をしています。

一部の店舗では下取りやリサイクルプログラムによるポイント還元などを受けられるので、よりお得に廃棄したいときに検討してみましょう。

以下の表では、家電量販店で法人携帯を廃棄する際のメリットやデメリット、家電量販店での廃棄がおすすめな人をまとめました。

メリット・店舗で回収してもらえるため手続きが簡単
・一部の店舗では下取りやリサイクルプログラムを利用できる
・少量の端末なら短時間で処分可能
デメリット・大量の法人携帯には対応していない場合が多い
・データ消去や情報漏洩対策は自己責任になることがある
・廃棄費用がかかる場合がある
おすすめな人・少量の端末を手軽に処分したい人
・廃棄の手間を最小限にしたい人
・下取りやリサイクルサービスを活用したい人

ただし、基本的に個人向けの回収であるため、法人携帯の大量処分には対応していない可能性があります。

店舗により対応状況も様々なので、情報消去にどこまで対応してもらえるか、何台まで回収できるかは事前の調査が欠かせません。

法人携帯を廃棄する際の4つの注意点

法人携帯を廃棄する際に適切な手順を踏まないと、顧客情報や社内データなどが残っていて重大なトラブルにつながる恐れがあるため注意が必要です。

以下では、法人携帯を安全かつ適切に廃棄するための4つの注意点について詳しく解説します。

①情報漏洩の対策をする

法人携帯には、顧客情報や社内の機密情報など多くのデータが保存されています。

情報漏洩が発生すると、企業の信用低下や個人情報保護法違反など法的リスクにつながる可能性があるため、情報漏洩対策をしっかり行いましょう。

情報漏洩の対策方法は、以下の4つです。

  • 端末内のデータを初期化する
  • 専門のデータ消去ソフトを使用してデータを完全消去する
  • 専門業者に依頼してデータを消去してもらう
  • 端末を物理的に破壊し、データ復元を不可能にする

上記の情報漏洩対策は、法人携帯を廃棄する場合必須と捉えましょう。

②データ消去証明書の取得

データ消去証明書とは、データ消去の専門業者が元のデータを復旧できない状態まで削除したことを証明する書類です。

端末の識別番号・消去方法・処理日・担当者情報など、データ消去の内容が裏付ける情報が明記されています。

ただ単にデータを削除しただけの場合は、元のデータが復元できてしまう可能性もあるため、専門業者へ依頼してデータ消去証明書を取得するようにしましょう。

なお、データ消去証明書はリサイクル業者や買取業者で発行することができます。

取得したあとは、監査やトラブル発生時に提出できるよう社内で保管しておきましょう。

③SIM・SDカードは取り外す

法人携帯を廃棄・処分する際は、必ずSIMカードとSDカードを取り外しましょう。

「SIMカードを悪用され、不正通話や通信費の請求が発生した」「端末本体のデータは消したがSDカードに保存された顧客データが流出した」などのトラブルが生じかねません。

また、処分前には端末の電源を切り、SIMカードスロットとSDカードスロットを必ず確認しておきましょう。

取り外したカードは再利用するか、不要であれば専用のシュレッダーやハサミなどで物理的に破壊して廃棄すると安全です。

④信頼できる業者に依頼する

法人携帯の廃棄を行う際は、信頼できる業者を選ぶことがポイントです。

処理手法が適当な業者に依頼してしまうと、データの復元や不正利用などによる情報漏洩が生じる可能性があります。

迷ったときは、以下の基準で信頼できる業者を選ぶのがおすすめです。

  • データ消去証明書を発行してくれる業者
  • データ消去の方法が明確な業者
  • 専用ソフトでデータの完全消去や物理的な破壊を実施している業者
  • 法人向け実績が豊富な業者
  • 口コミや評判の良い業者
  • 見積りや査定内容が明確な業者

情報管理や廃棄方法に細心の注意を払う姿勢は、コンプライアンス遵守のためにも欠かせません。

社外へのイメージ向上にもつながることから「安全に廃棄すること」を第一に考えましょう。

「法人携帯ファースト」なら破棄端末の買取回収もサポート

「法人携帯ファースト」では、法人携帯の発行から破棄まで、一気通貫型で対応しています。

また、法人携帯ご契約のお客様を対象に不要端末の大量破棄や買取も行っているので、ローコストかつ安全に端末を破棄できるのが魅力です。

さらに、法人携帯ファーストではデータ消去の徹底や「データ消去証明書」の発行にも対応しています。

専門スタッフが法人向けに最適化されたプロセスで対応するため、情報漏洩のリスクやセキュリティ面も安心です。

法人携帯を廃棄する際のデータ消去方法

以下では、法人携帯を廃棄する際のデータ消去方法を解説します。

端末によって操作方法が異なるので、以下をご参考ください。

iPhoneの場合

iPhoneの場合、以下の5つの手順に沿ってデータを消去しましょう。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」を選択
  3. 「転送またはiPhone/iPadをリセット」を選択
  4. すべてのコンテンツと設定を消去」を選択
  5. 確認画面が表示されたら「続ける」を選択し、パスワードを入力して完了

上記が完了すると、iCloud・Apple IDからのサインアウトも完了します。

外部ストレージ(SIM・SDカード)の取り外しも忘れないようにしましょう。

Androidの場合

Androidの場合、以下の手順に沿ってデータを消去しましょう。

【Googleアカウントの削除法】

  1. 設定アプリを開く
  2. 「アカウントとバックアップを選択
  3. 「アカウント管理」を選択
  4. 端末を使用している人のメールアドレスを選択
  5. 「アカウント削除」を選択して完了

【端末の初期化法】

  1. 設定アプリを開く
  2. 「一般管理」を選択
  3. 「リセット」を選択
  4. 「工場出荷状態に初期化」を選択
  5. 画面下までスクロールし「リセット」を選択して完了

Androidでは、端末に登録されているGoogleアカウントからサインアウトする必要があります。

Googleアカウントにログインしたままだと、初期化後もアクティベーションロックがかかり、端末を再利用ができない場合があります。

端末を物理的に壊して二度と使わないのであれば問題ありませんが、買取りに出すのであれば必ずGoogleアカウントからのサインアウトを忘れないようにしましょう。

法人携帯を新しく導入するなら「法人携帯ファースト」にお任せください!

法人携帯ファースト

法人携帯の導入をお考えの際は「法人携帯ファースト」にご相談ください。

法人携帯ファーストでは、豊富な機種やプランの選択肢があり、業務用途や社員の使い方に合わせて最適な端末や契約プランをご提案します。

また、端末やプランの選定・セキュリティ設定・契約手続きなど、導入時のサポートから不要になった場合の破棄・回収・買取まで、幅広く対応できる体制です。

「こんなこともできる?」「どんな機種でどんなプランに対応している?」など、個別のご相談も受け付けていますのでご活用ください。

まとめ

法人携帯を処分する際は、ただ廃棄するだけでなく「安全性」「コスト削減」を両立できる方法を選ぶことが大切です。

端末に顧客情報や社内データが残っているケースも多く、適切なデータ消去が行われないと情報漏洩のリスクにつながります。

買取業者を選ぶ際は「データ消去証明書の発行」「法人取引の実績」「適切な査定価値」をチェックポイントにしましょう。

信頼できる業者を選べば、安心・安全・経済的な法人携帯の廃棄が実現します。

無料見積り相談

24時間受付中

0120-675-054

対応時間:平日10:00〜17:00