楽天モバイルの法人契約と個人契約の違いは?プランやメリット・デメリットを徹底解説

2025.07.30

楽天モバイルで法人契約を検討中の方にとって、個人契約との違いやメリットが分からず迷っている方も多いのではないでしょうか。

楽天モバイルでは個人向けプランとは別に、法人向けの「Rakuten最強プラン ビジネス」を提供しており、基本的な通信品質は変わりませんが、以下のような違いがあります。

  • 複数回線の一括管理が可能
  • 請求書が一元管理できる
  • 法人向け専用オプションを利用できる
  • 法人専用のお得なプランを契約できる

法人契約を行うことで、運用コストを抑えられるほか、業務効率化も実現できます。

そのため、ビジネス用として楽天モバイルを活用するなら断然法人契約がおすすめです。

この記事では、楽天モバイルの法人契約と個人契約の具体的な違いから、料金プランの詳細、メリット・デメリット、他社との比較、申し込み手順まで詳しく解説していきます。

楽天モバイルでの法人契約を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

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楽天モバイルの法人契約とは?

楽天モバイルでは、個人向けのサービスだけでなく、法人向けのプランを提供しています。

一般の方が契約する際は個人向けプランとなりますが、会社などで複数の回線をまとめて用意する際に契約するのが法人向けプランです。

個人向けプランと法人向けプランは、どちらも通信や通話ができる点は共通していますが、法人向けプランには以下のようなメリットがあります。

  • 複数回線を一括管理できる
  • 「my 楽天モバイル Office」を通じて、プランや回線数を自由に変更できる
  • 請求書をまとめて閲覧・印刷できる
  • MDMなどの法人向けサポートが受けられる

上記の特徴により、社員が個々に携帯電話を契約するよりも、事業専用の電話番号や通信プランを一括で確保する方が、業務をスムーズに進めることができるでしょう。

また、社用携帯を用意することで、社員のプライバシーを守ることもできますよ。

楽天モバイルの法人契約についての詳細は、以下記事でも解説しています。

【関連記事】
【完全版】楽天モバイルの法人向け携帯プランを徹底解説!契約手順や利用のメリット、注意点まで紹介

個人契約との違い

楽天モバイルの法人契約と個人契約には、主に以下の違いがあります。

項目法人契約個人契約
契約形態会社などの事業主体で契約個人名義で契約
管理方法・複数の回線を一括管理
・プラン変更や請求書確認も「my 楽天モバイル Office」から行える
各回線を個別に管理する必要がある
契約回線の上限制限なし10回線まで
料金プランRakuten最強プランビジネス(定額制)
・音声+データ無制限プラン
・データ専用プラン
Rakuten最強プラン(従量課金制)
通話料金Rakuten Link Officeアプリ利用で国内通話無料Rakuten Linkアプリ利用で国内通話無料
必要書類・法人確認書類(印鑑証明など)
・担当者の在籍確認書類(名刺・社員証など)
・担当者本人確認書類(運転免許証など)
本人確認書類(運転免許証など)
キャンペーン法人契約向けのキャンペーン個人契約向けのキャンペーン

法人契約では、事業専用の電話番号や通信プランを確保することで、業務がスムーズに進むメリットがあります。

万が一利用者が退職した場合でも、手続きを行わずにそのまま法人携帯を利用し続けられるため、管理の手間もありません。

また、請求書の一括管理や「my 楽天モバイル Office」によるプラン・回線数の自由な変更が可能です。

契約数に上限がないため、人数が多い企業でも問題なく契約できます。

【関連記事】
法人携帯は法人契約と個人契約どっちがお得?|個人契約のメリットや注意点、手続きの違いについても解説!

楽天モバイルの法人向けプラン「Rakuten最強プラン ビジネス」の概要

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン ビジネス」は、企業やビジネスユーザーの多様なニーズに応えるため「データプラン」と「音声+データプラン」の2種類で構成されています。

「データプラン」はデータ通信に特化しており、以下3つの容量を選択可能です。

  • 3GB
  • 7GB
  • 30GB

音声通話はプランに含まれていないため、データ通信専用端末やポケット型Wi-Fiの代わりに最適です。

通信コストを抑えつつ、必要なデータ容量を確保したい企業にオススメと言えます。

特に、現場作業員がタブレットを使用する場合や、オフィス外でのデータ共有が多い業務で活躍するでしょう。

一方で「音声+データプラン」は、データ通信に加え、Rakuten Link Officeアプリを利用することで国内通話がかけ放題になる点が大きな特徴です。

そのため、営業などの通話が多い部署や、顧客との連絡が頻繁に必要な職種に適しています。

特に、全国規模で事業を展開する企業にとって、国内通話が無料となるRakuten Link Officeはコスト削減に大きく貢献するでしょう。

なお、データ容量は以下の4種類が用意されており、ニーズに合わせて柔軟に選択することが可能です。

  • 3GB
  • 5GB
  • 30GB
  • 無制限

どちらのプランを選んでも、海外ローミングが毎月最大2GBまで利用可能です。

テザリングも無料で利用できるため、外出先でのノートPCやタブレットの接続にも活用できます。

【関連記事】
楽天モバイルの法人プランは本当にお得?Rakuten最強ビジネスプランのメリット・デメリットや契約手順まで解説

個人向けプランとのオプションの違い

「Rakuten最強プラン ビジネス」では、個人向けプランには用意されていない法人向けのオプションが多数あります。

【データ】

オプション法人向けプラン個人向けプラン
データチャージ有料なし
テザリング無料無料
海外ローミング毎月最大2GBまで毎月最大2GBまで

【通話・SMS・メール】

オプション法人向けプラン個人向けプラン
ワンストップかけ放題(段階性かけ放題)有料最大75分まで/月なし
15分(標準)通話かけ放題なし有料
アプリ利用時の通話無料無料
国際通話無料無料
留守番電話無料有料
着信転送無料無料
割り込み通話/通話保留無料有料
SMS無料無料
国際SMS無料無料
発信者番号非通知無料無料
特番通話(110番など)無料
※一部有料
無料
※一部有料
着信SMS通知無料無料
緊急速報メール無料無料
選べる電話番号(下4桁のみ)なし有料
楽メール(楽天モバイルのドメインでメールができる)なし無料

【セキュリティ】

オプション法人向けプラン個人向けプラン
楽天モバイルあんしん管理(MDM)有料なし
InterSafe Gateway(ウェブフィルタリング)料金記載なしなし
サイバーセキュリティサービス有料なし
ノートンモバイルセキュリティなし有料

上記のように、法人向けに様々なオプションが用意されています。

選べる電話番号サービスや独自ドメインのメールは利用できませんが、業務利用において活用する場面はないため、問題なく利用できるでしょう。

また、法人向けにはデバイスレンタルサービスやキッティング、ヘルプデスクなどのさまざまなサポートも提供されています。

社用携帯や業務用携帯を探している方は、法人向けプランを契約するのがおすすめです。

端末のセット購入も可能

Apple公式 iPhone16 機種画像
引用:Apple公式
AQUOSWish4 端末 画像
引用:SHARP公式

楽天モバイルの法人向けプランでは、通信回線だけでなく、スマートフォン端末のセット購入も可能です。

SIMカードと同時に端末も手配できるため、導入の手間を省くことができます。

法人向けに提供されている端末の例は、以下の通りです。

  • iPhone16
  • iPhone16e
  • AQUOS wish4
  • AQUOS sense8

また、導入時に複数台まとめて契約する場合には、お得な割引を適用できる可能性があります。

事業のニーズに合わせて、最適な端末を選択し、スムーズに導入を検討してみてはいかがでしょうか。

【関連記事】
【2025年最新版】法人携帯のおすすめの機種4選!法人向けスマホの選び方も紹介

楽天モバイル法人契約の3つのメリット

楽天モバイルを法人契約するメリットは、以下の3つです。

  1. コスト削減につながる
  2. 契約回線を一括管理できる
  3. 経理業務が簡単になる

それぞれ詳しく解説していきます。

①コスト削減につながる

楽天モバイルの法人契約は、ビジネスにおける全体的なコスト削減に大きく貢献します。

どのプランも低価格で利用できるため、ランニングコストを大きく抑えることが可能です。

また、専用アプリを利用すれば国内通話が無料でかけ放題になるため、携帯電話を業務で頻繁に使用する企業にとって、通信費の大幅な抑制につながるでしょう。

さらに、社内システムへの法人携帯からのアクセスを可能にすることで、リモートワークの促進にもつながり、結果としてオフィス関連費用などのコスト削減効果も期待できます。

楽天モバイルで法人携帯を導入することで、コスト削減に繋げることが可能です。

「どのプランを契約するべきか相談したい」「どれくらいコストがかかるのか見積もりをしたい」という方は、ぜひ正規代理店である「法人携帯ファースト」へご相談ください。

②契約回線を一括管理できる

楽天モバイルの法人契約では、全ての契約回線を「my 楽天モバイル Office」という専用のオンライン管理ツールで一括管理できます。

具体的には、以下の管理業務をオンライン上で完結させることが可能です。

  • 請求書の一括ダウンロード
  • 契約回線ごとの利用状況の把握
  • 契約プランの変更
  • オプションサービスの追加・削除

「my 楽天モバイル Office」を導入することで、これまで手間がかかっていた回線管理業務が大幅に簡素化され、通信費用の最適化にもつながります。

これにより、管理コストの削減と業務効率の向上を実現できる点が大きなメリットと言えるでしょう。

③セキュリティを強化できる

楽天モバイルの法人契約では、個人契約よりも強固なセキュリティ対策ができます。

そのため、情報漏洩のリスクを低減し、ビジネスにおける信頼性を高めることが可能です。

具体的には、以下のようなセキュリティ対策を行えます。

  • MDMツールなどを通して不正利用の監視や、万が一の紛失・盗難時には遠隔でロックやデータ消去を行える
  • 導入から運用までサポートしてもらえる
  • Webフィルターなどの法人限定のセキュリティオプションに加入できる

中でもセキュリティオプションは、個人向けプランには用意されていない法人向けプラン独自のものが用意されているため、よりビジネスの環境に適したセキュリティレベルを維持できます。

これらの機能は、企業の重要なデータや顧客情報を保護し、セキュリティリスクを最小限に抑える上で非常に有効です。

楽天モバイル法人契約のデメリット・注意点2つ

楽天モバイルの法人契約には多くのメリットがありますが、デメリットもあるため注意しましょう。

  1. 個人契約と法人契約の変更はできない
  2. 海外データ利用は2GBまで

それぞれ詳しく解説していきます。

①個人契約と法人契約の変更はできない

楽天モバイルは、一度個人契約で利用を開始した回線を、後から法人契約に変更することはできません。

そのため、契約形態を切り替えたい場合は以下の対応が必要となります。

  • 現在の個人契約を解約し、新たに法人契約で申し込みを行う
  • 個人契約はそのまま継続し、法人用に新規で回線を契約する

特に、電話番号を引き継ぎたい場合は、現在の個人契約を解約する際にMNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用し、法人契約で申し込む際にその番号を引き継ぐ手続きが必要となります。

契約形態の変更には手間がかかるため、プラン選びは慎重に行いましょう。

②海外データ利用は2GBまで

楽天モバイルの法人契約「Rakuten最強プラン ビジネス」は、海外で利用できるデータ容量が月間2GBまでと定められています。

2GBを超過すると、通信速度が最大128kbpsに制限されるため注意しましょう。

ビジネスで海外出張が多い場合や、海外との頻繁なデータ通信が必要な場合は、データチャージを活用するのがおすすめです。

1GB単位でデータがチャージできるため、無駄なく必要な通信容量を確保することができます。

他社法人向けサービスとまとめて比較

他キャリアとプランや特徴を比較したい方のために、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのプランや特徴を表にまとめました。

キャリアプランサービス内容
楽天モバイル・音声+データプラン(3GB/5GB/30GB/無制限)
・データ専用プラン(3GB/7GB/30GB)
・アプリ利用で国内通話が無料
・海外でのデータ利用が最大2GBまで無料
・テザリング無料
ドコモ・ドコモMAX(~1GB/1~3GB/無制限)
・ドコモmini(4GB/10GB)
・社内への国内通話が24時間無料
・通話定額オプション、かけ放題オプションあり
・複数契約をまとめて管理できる
・MDMサービス
au・使い放題MAX+ 5G/4G(無制限)
・スマホミニプラン+ 5G/4G(1~5GB)
・通話定額オプション、かけ放題オプションあり
・スマホの一元管理サービス
・スマホ料金が一定額以上になるのを防止できる
softbank・メリハリ無制限+(無制限)
・ミニフィットプラン(1~3GB)
・通話定額オプション、かけ放題オプションあり
・iPhone専用オプションあり
・豊富なセキュリティオプション

いずれのキャリアも低容量プランや無制限プランが用意されており、ニーズに合わせて最適なプランを選ぶことが可能です。

より詳細な料金を知りたい方や、自社に最適なプランを相談したいという方は「法人携帯ファースト」へお問い合わせください。

上記4キャリアの見積りを一括で行えるため、すぐに最適なキャリア・プランがわかります。

担当者に直接相談することも可能なため、以下のボタンからぜひご連絡ください。

楽天モバイル法人契約の必要書類と申し込み手順

ここからは、楽天モバイルで法人契約を行う際の手順や必要書類について解説していきます。

スムーズに法人携帯を導入するためにも、事前にチェックしておきましょう。

契約に必要な書類

楽天モバイルで法人契約を行う際は、以下の書類を用意しておきましょう。

必要書類詳細
法人確認書類
※追加回線の申し込みの場合は不要
・履歴事項全部証明書
・現在事項全部証明書
・印鑑証明
・在籍証明(官公庁のみ)
担当者の在籍確認書類・社員証
・名刺
・健康保険証
・在籍証明書
担当者の本人確認書類・運転免許証・運転経歴証明書・マイナンバーカード・健康保険証など

法人確認書類、担当者の在籍確認書類・本人確認書類は、いずれか1つ用意しておけば手続き可能です。

ただし、担当者の本人確認書類に健康保険証を利用する場合は補助書類が必要になるため注意しましょう。

補助書類として利用できるのは、発行から3ヶ月以内かつ氏名と住所が申込内容と一致している以下の3つです。

  • 公共料金の請求書・領収書
  • 住民票
  • 届出避難場所証明書

なお、乗り換えの場合はMNP予約番号も必要になるため、事前に準備しておきましょう。

申し込みから利用開始までの流れ

楽天モバイルの申し込みから利用開始までの流れは、以下の通りです。

今回は「法人携帯ファースト」を通して契約した際の流れを例として紹介します。

  1. メールもしくは電話にてお問い合わせ
  2. 最短30分でプランをご提案・お見積り
  3. プラン内容の詳細説明・契約条件の確認
  4. 必要書類の準備(登記簿謄本、担当者の本人確認書類など)
  5. 契約
  6. 端末の受け取り・初期設定サポート

販売代理店では、企業の規模や業務内容に応じた最適なプランを提案してもらえるため、初めて法人携帯を導入する企業でも安心です。

また、代理店限定のおトクなキャンペーンを適用できることもあるので、ぜひ一度お問い合わせください。

楽天モバイルの法人契約に関するよくある質問

最後に、楽天モバイルの法人契約に関するよくある質問に回答していきます。

  1. 個人事業主でも楽天モバイルは法人契約出来ますか?
  2. 楽天モバイルの法人携帯に契約台数の制限はありますか?

個人事業主でも楽天モバイルは法人契約出来ますか?

楽天モバイルの法人向けプランは、個人事業主の場合契約できません。

法人契約に対応しているキャリアは、auもしくはソフトバンクのみです。

詳細は以下記事にて解説しているため、法人携帯を導入したい個人事業主の方は是非チェックしてみてください。

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楽天モバイルの法人携帯に契約台数の制限はありますか?

楽天モバイルの法人契約には、契約台数に制限がありません。

数百台での契約はもちろん、1台だけでの契約も可能です。

契約台数の管理も「my 楽天モバイル Office」から簡単に行えるため、従業員の増減に合わせて柔軟に回線数を調整できます。

まとめ

楽天モバイルの法人契約は、個人契約の「Rakuten最強プラン」とサービス内容は共通していますが、以下の点が異なります。

  • 複数回線の一括管理が可能
  • 請求書が一元管理できる
  • 法人向け専用オプションを利用できる
  • 法人専用のお得なプランを契約できる

また、法人契約の場合は国内通話が専用アプリの利用で無料かけ放題となるため、通話が多い企業にとってコスト削減効果が期待できます。

加えて、端末のセット購入もでき、SIMと端末をまとめて導入したい場合にも便利です。

契約はWebから手軽に申し込める他、複数回線を希望する場合は問い合わせフォームから簡単に手続きを進められます。

楽天モバイルの法人契約は、通信コストの削減、複数回線の一括管理、そしてセキュリティ強化といった側面から、企業のモバイル環境を最適化する有力な選択肢となるでしょう。

なお、楽天モバイルの法人契約を行う際は「法人携帯ファースト」がおすすめです。

最適なプランを担当者に相談できるほか、初期設定やセキュリティ対策など、運用に欠かせない部分までサポートしてもらえます。

見積もりは無料のため、まずは一度お問い合わせください。

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