HISモバイルの法人契約プランは?|法人向け格安SIMのメリットやデメリット・契約方法を徹底解説
2025.10.30
格安SIMで知られるHISモバイルは法人向けプランを提供しており、月額料金の安さが魅力です。
一方で「データ繰り越し機能がない」「混雑時に通信速度が遅くなる」などのデメリットもあります。
HISモバイルの契約を検討している企業の方は、良い点だけでなく注意点も把握した上で検討しましょう。
本記事では、HISモバイルが提供する法人プランの内容やメリット・デメリットを紹介します。
目次
HISモバイルの法人プラン内容4つ
HISモバイルの法人プランは、以下の4タイプです。
以下では、各プランの特徴を紹介します。
自社に適したプランを選ぶための参考にしてください。
①音声通話プラン for Biz
「音声通話プラン for Biz」は、業界最安水準の料金で国内通話を利用できるため、通話メインで利用する企業におすすめのプランです。
必要に応じて「完全かけ放題」と「6分かけ放題」の2つの通話オプションから選択できます。
プレフィックス番号を付けずに発信できるため、高音質なVoLTE(HD+)で通話を利用できるのも魅力です。
※プレフィックス番号とは、通話料を安くするために電話番号の前に特定の番号を付けて発信する仕組みのこと。
また、HISモバイルは、お使いの端末に標準搭載されている電話アプリからの発信でも、お得な通話料金が適用されます。
②データ定額プラン for Biz
「データ定額プラン for Biz」は、月額固定で使えるデータ通信専用プランです。
料金が月額固定のため、あらかじめ設定されたデータ容量を超えても、追加料金が発生せず、コスト管理がしやすいのが特徴です。
また、追加オプション料金を支払えばSMS機能を付けられます。
SMS機能があれば、WebサービスやSNSで新規アカウントを作る際にSMS認証を求められても安心でしょう。
③データ従量プラン for Biz
「データ従量プラン for Biz」は、通信量が少ない利用者が多い企業におすすめのプランです。
使った分だけ料金が発生する従量課金制を採用しており、無駄なくデータ通信を利用できます。
データ従量プランfor Bizでは、6段階のデータ通信上限が設定可能で、管理者が毎月のデータ利用量と料金を調整できるため、使いすぎをセーブしたい場合に良いでしょう。
また、SMSなどの各種オプションを使いたい分だけ選べるのも嬉しいポイントです。
④プリペイドSIM
「プリペイドSIM」は、海外から短期で赴任する人や短期研修の受け入れなど、短い期間だけ端末を利用したい場合に便利です。
買取型のため、複雑な契約は必要なく、発注後は最短翌日には手元に届きます。
端末にSIMカードをセットして利用開始設定を行えば、すぐに使用できるのが魅力です。
利用可能期間は8日間・16日間・31日間で、データ容量は無制限のため、シーンに応じて柔軟にデータ通信を利用したい場合に重宝するでしょう。
HISモバイル法人契約3つのメリット
HISモバイル法人契約には、3つのメリットがあります。
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
①業界最安値の料金
1つ目のメリットは、HISモバイルの法人向けプランは、業界最安値の料金で提供していることです。
複雑な割引がなくシンプルな料金プランで、大手キャリアと比べて通信コストを大幅に削減できるでしょう。
②法人専用ポータルサイトで一括管理
2つ目のメリットは、HISモバイルが提供する法人専用ポータルサイトで、契約回線を管理できるということです。
法人専用ポータルサイトでできることは、以下の通りです。
- 回線状況の確認
- 回線の一時中断・再開申込
- プランの変更(上限値設定)
- 音声オプションの追加・解約
- MNP予約番号の取得
- SIMサイズの変更・再発行
- 回線一覧ダウンロード
- 各種明細ダウンロード(請求明細・通話明細参照・音声課金明細)
- 支払方法の追加(口座振替)
- 回線の解約修修正
利用状況の確認やプランの変更などをHISモバイルのポータルサイト上で行えるため、手間をかけることなく法人携帯を管理できます。
③高音質な通話が可能
3つ目のメリットは、業界最安値の料金ながら、高音質な音声通話VoLTE(HD+)に対応していることです。
クリアな音声で、社内外のビジネスコミュニケーションを円滑にできます。
ただし、VoLTE(HD+)を利用するためには、相手側もVoLTE(HD+)対応の端末を使用している必要があるので注意しましょう。
HISモバイル法人契約4つのデメリット
HISモバイル法人契約のデメリットは、主に4つあります。
事前にデメリットを確認した上で、HISモバイルの利用を検討してください。
①通信速度の遅延
HISモバイルは格安SIMのため、昼休みや通勤時間など通信が集中する時間帯に速度が低下しやすくなります。
平日の昼間にデータ通信を使用することが多い企業や、外出先で頻繁に動画を視聴する企業は注意が必要と言えるでしょう。
通信速度の遅延が気になる場合は、持ち運び型のモバイルルーターを使用するのも1つの方法です。
スマートフォンだけでなくパソコンやタブレットともつなげられるため、外出先で仕事をすることが多い方や頻繁に出張する方におすすめです。
②事務手数料が発生
HISモバイルは、新規契約やSIMカード発行に事務手数料が発生します。
事務手数料は1回線ごとに生じるため、複数回線を契約する場合は予算の確認が必要です。
③データ繰り越し不可
HISモバイルは、余ったデータを翌月に繰り越せません。
そのため、1ヶ月のうちにデータを使い切らないと無駄になってしまいます。
毎月データが余る状態であれば、データ容量が少ないプランに変更するのがおすすめです。
④問い合わせがメールのみ
HISモバイルの問い合わせ先は、メールフォームのみです。
電話対応がないため、突然のトラブルが起きた際に対処が遅れる可能性があります。
紛失や情報漏洩などのトラブルが起きた際は、迅速な対応が必要不可欠です。
「万が一のときに安心して頼れるサポート体制が欲しい」と考えている場合は、他のキャリアを検討しても良いかもしれません。
【6ステップ】HISモバイル法人契約の申込方法
HISモバイル法人契約の申込方法は、以下の通りです。
それぞれのステップを詳しく紹介します。
①プランの選択
「音声通話プラン for Biz」や「データ定額プラン for Biz」などから、自社の利用状況に合わせて最適なプランを選んでください。
プランの不明点や端末に関する相談などがあれば「お問合せフォーム」に、プランの見積りを希望する場合は「お見積りフォーム」に問い合わせましょう。
②申込に必要なものを準備
現在使用しているキャリアから電話番号を変えずにHISモバイルへ乗り換える場合は、MNP転入手続きが必要です。
利用中のキャリアでMNP予約番号を取得してください。
なお、MNP予約番号の有効期限は発行日から15日間です。
本人確認の差し戻しなどがあると有効期限が切れる可能性があるため、できる限り余裕をもって申込みましょう。
また、申し込みの際に必要な確認書類は、以下の通りです。
- 担当者の本人確認書類のコピー
- 担当者の名刺または社員証のコピー
- 発行から3ヶ月以内の商業登記簿謄本または印鑑証明書
ただし、必要な書類はプランによって異なるため、選択したプランに応じて書類を揃えてください。
③希望するプランを申し込む
HISモバイルの公式サイトまたは法人窓口から申し込んでください。
申込内容確認後、営業担当から連絡があります。
④本人確認書類の送付
必要書類をオンラインまたは郵送で提出します。
オンラインの場合、本人確認書類をPDFに変換し、申込フォーム内にアップロードしてください。
申し込み後、担当者の住所確認のため、身分証記載の住所宛に普通郵便で本人確認書類が郵送されます。
⑤納品
住所確認完了後、1〜2営業日でSIMカードや契約内容書類が発送されます。
SIMカード発送日が利用開始日になる点に注意してください。
ドコモ回線を利用するプランを契約した場合は「法人専用ポータルサイト」が発行されます。
⑥準備した端末に挿入・設定
SIMカードを受け取ったら、手持ちの端末に挿入し、設定を行ってください。
端末のAPNまたはプロファイルを設定したら、利用を開始できます。
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まとめ
HISモバイルの法人契約は「低価格」「柔軟性の高いプラン」「高音質通話」が魅力です。
一方で「通信混雑時の速度低下」「データ繰り越し不可」などの注意点もあります。
契約前にメリットとデメリットを確認し、利用目的を明確にした上で選ぶことが重要です。
