法人携帯の契約審査が通らない原因とは?|審査の内容や通らない方向けの対処方法についても解説!
2025.01.30
「法人携帯の審査が通りにくい」と耳にし、審査が問題なく通るのか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
法人携帯にも審査はありますが、契約に必要な審査の準備をしっかりと行うことで、スムーズに契約を進めることができます。
そこで、この記事では法人携帯の契約審査の内容や目的、スムーズに通過するための方法、落ちてしまう理由などを解説します。
審査に不安や疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
法人携帯の契約で必要な審査は3つ
法人携帯の契約時には、携帯電話会社が法人に対して、企業の財務健全性や支払い能力の有無、利用目的に問題がないかの審査を行います。
法人で契約を行う場合には、次の3つの審査に通らないと契約が行えません。
次項より、順番に解説していきます。
①契約審査とは
携帯料金の支払い能力を確認する審査です。
過去に携帯料金の滞納がないか、短期解約や強制解約などの履歴はないかなど、携帯電話の利用実績を確認し、法人の信用度を審査します。
②分割審査とは
端末を分割払いで購入する場合に、実施される審査です。
法人の財務状況を評価し、分割での支払いを適切に行えるかどうかを調査されます。
③与信審査とは
契約審査・分割審査に加えて「与信審査」が行われることがあります。
与信とは『信用供与』のことで、申し込む法人が契約先として信用できるか判断する審査です。
与信審査は法人契約で必ず行われるわけではなく、端末の購入台数が多い場合や法人携帯の導入で銀行から融資を受ける場合などに行われます。
与信審査は契約審査で最も重視される審査
与信審査は、取引先が代金を支払えないリスクを避けるために行う信用供与の審査です。
サービス提供後に代金を受け取る取引では、支払い遅延のリスクが常に伴います。
取引先が安全かどうかを見極めるために、信用状況や過去の支払い履歴を確認する与信審査が重要視されているのです。
与信審査を行う目的と必要性
与信審査の目的は「本当に法人に売上があり、支払い能力を持っているのか」「毎月の料金を安定的に回収することができるか」という信用力を把握することに加え、不正利用を防ぐ役割もあります。
携帯電話は振り込め詐欺などの特殊詐欺に使われるケースもあるため、誰にでも簡単に提供するというわけにはいきません。
与信審査によって、事件などのトラブルに使用される恐れがないかを見極めているのです。
与信審査に必要な準備物
与信審査を行うために必要な書類は、次の通りです。
- 法人書類いずれか1点
登記簿謄本や現在または履歴事項証明書、印鑑登録証明書。
発行日から3ヶ月以内の原本
- 本人確認書類いずれか1点
運転免許証やマイナンバーカード、パスポート
なお、顔写真付きではない書類の場合、補助書類が必要です。
- 社員証または名刺
代理人が契約する場合、代表者が記載した委任状
準備書類には、発行からの使用期限が定められているものもあるため、すべての書類を揃えたことを確認してから申し込み手続きを行いましょう。
与信審査の内容
一般的には、次の内容が確認されます。
- 会社の事業内容や従業員数、資本金など企業情報
- 会社の代表者や役員の、これまでの履歴
- 賃貸対照表や損益計算書より、財政状況や営業成績
なお、審査に落ちた場合も、携帯電話会社が理由を説明することはありません。
法人携帯の審査に通らない原因5つ
法人携帯に通らない原因は以下の5つの通りです。
詳しく解説していきます。
①スマホ料金を過去に滞納している
携帯会社では、過去にスマホ料金を滞納している場合に与信審査に通らないことも少なくありません。
携帯会社では、過去5年以内の不払い情報を共有しています。
そのため、法人名義だけでなく、企業代表者や役員が個人名義のスマホ料金を滞納している場合は、支払い能力に問題があると判断され、審査に通らない可能性があるのです。
スマホ料金の滞納がある場合は、早急に生産し、与信審査に挑む準備をしておくことが重要です。
②支払いの能力がないと判断されている
財務状況や返済条件に問題があったり、借入額が多かったりする場合、返済能力が不足していると判断され、審査に落ちてしまう可能性があります。
また、会社を立ち上げたばかりの企業が法人携帯を契約する場合は、実績がないため返済能力に疑問を持たれてしまうケースも少なくありません。
高額な端末を複数台購入する場合に、返済能力に疑問を持たれやすくなると考えられます。
③ブラックリストに載っている
携帯電話の料金滞納だけでなく、ローンの滞納によりブラックリストに載ってしまっている場合も審査に落ちてしまいます。
金融機関のクレジットカード、住宅ローンなどの滞納は、信用情報機関に事故情報として登録されます。
なお、事故情報は一度登録されると、半永久的に残り続けるため、過去に滞納や債務整理をした金融機関での借り入れやクレジットカードの作成はできない可能性が高いです。
ブラックリストの情報を自分で消すことはできません。
これらの信用情報は大手キャリアも参照して審査を行っています。
④過去、契約後に短期解約している
過去の利用履歴で滞りなく支払いはしているものの、新規で携帯を契約した後に短期間で解約している場合も、審査で落とされてしまう可能性が考えられます。
近年、スマホの転売や犯罪などへの利用増加が見られていることから、短期解約を行っている利用者に対して契約に制限をかけているのです。
とはいえ、過去に1度だけ短期契約を行ったことがある、などの場合のほとんどは、契約が行えるでしょう。
⑤入力情報に不備がある
詐欺などを含んだ不正利用防止のために、法人の所在地を確認することが少なくありません。
契約する際に、入力情報に不備がある場合も審査に落ちてしまいます。
入力後に、登録住所や代表電話番号、メールアドレスに誤りがないかを必ず確認するようにしましょう。
法人携帯の審査に通らない時の対応方法2つ
法人携帯の審査に通らない時の方法は次の2つです。
万が一、審査に通らなかった場合の対処法として確認しておきましょう。
①契約条件を見直す
通信会社の審査は、契約台数が増えるほど厳しくなると言われています。
契約台数を必要最低限に絞ったり、端末を一括払いして条件を見直すことで、審査の基準を和らげられる可能性があります。
②中古端末やレンタル端末を利用する
設立したばかりの企業で複数台契約する場合など、中古端末やレンタル端末を利用すると、分割審査がないため、審査に通りやすくなる可能性があります。
端末導入時の負担も抑えることもできるため、費用を抑えて法人携帯を導入したい方はレンタルや中古端末での利用も感がえてみましょう。
法人携帯契約の審査に関してよくある質問
法人携帯の契約に関してよくある質問は次の通りです。
法人携帯の契約を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
①個人事業主でも法人携帯の契約を行うことができる?
個人であっても開業届を出し事業を営んでいる場合は、「みなし法人」として法人契約ができる可能性があります。
ただし、みなし法人として契約する場合も開業届など必要書類を提出し、審査に合格する必要があります。
②与信審査に通りやすいキャリアはどこ?
明確な基準が公表されていない為、与信審査に通りやすいキャリアを断定することはできません。
ですが、一度審査に落ちてしまっても、キャリアを変えて審査をしたところ、審査に合格したケースも少なくありません。
③SIMのみ契約する場合も審査はある?
SIMのみ契約する場合も、審査があります。
端末の分割購入に必要な分割審査は行われないため、信用情報の問題がなければ比較的スムーズに進む可能性があります。
まずは法人携帯ファーストへご相談ください!
法人携帯ファーストでは、個人事業主様でも1台から法人契約が可能で、2台以上の場合は端末レンタルも対応しています。
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導入後も、手厚いサポートが受けられ、料金もお得です。法人携帯の導入をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
法人携帯を契約する際には、審査に向けて必要書類等の準備と書類に不備がないかを必ず確認するようにしましょう。
なお、法人携帯を契約する際に行われる審査は次の3つです。
中でも与信審査が、契約の可否に関して最も重要になりますが、過去に携帯料金の滞納やカード利用料金の支払い滞納などがなければ、ほとんどの場合が契約可能でしょう。
万が一、料金の滞納がある場合は、全て支払った上で申し込みをし、中古端末やレンタル端末を活用するなど計画を立てることもできるため、場合に応じて対応してみてくださいね。
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