eSIMは法人携帯でも利用できる?おすすめ通信会社とeSIMのメリット・デメリットを解説!
2025.03.04
最近では「eSIM」という言葉を耳にされる方も多いのではないでしょうか?
eSIMは、物理的なカードを使わずに、スマホの中に直接埋め込まれているSIMです。
SIMカードを差し替える手間がなくなり、より便利にスマートフォンを使えるようになります。
しかし、eSIMについて『メリットってあるの?』『設定が難しそう』と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、eSIMがどういうものなのか、そしてどんなメリット・デメリットがあるのかをわかりやすくご紹介しますので興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
eSIMとは?
eSIMとは、スマートフォン内部にSIMカードが埋め込まれていて一体化になっているSIMカードの事です。
通常のSIMカードと違って、物理的なSIMカードがなく、携帯番号や契約者情報をを記録したSIMカードが既に端末本体に埋め込まれているので、SIMカードを挿入しなくてもデータ通信や音声通信ができます。
eSIMの4つのメリット
上記4つのメリットがあります。
eSIMにする事により便利にスマートフォンを利用する事が出来るようになります。
詳しく見ていきましょう。
①SIMカードが破損する心配がない
eSIMはスマホ一体型のため紛失や破損のリスクがないのがメリットです。物理的なSIMカードは小さいサイズに加えてスマホから簡単に取り出せる為、紛失してしまう心配もありました。
特に海外出張等で現地のSIMカードと交換するなど、作業が多くなる時はリスクが高まります。
eSIMであれば、SIMカードを取り出すことが出来ないので、紛失や盗難のリスクが最小限に抑える事ができます。
②再発行が簡単にできる
今までの物理SIMカードは店頭や郵送での再発行が必要でしたが、eSIMは遠隔で情報の書き換えができるため、SIMカードの入れ替えは不要です。
再発行手続きは、携帯キャリアのオンラインサイトやアプリを通じてインターネット上で行えるため、店舗に足を運ばなくても簡単に機種変更が完了します。
③1台のスマホで複数回線が使い分けられる
eSIMにすると、1台のスマホで複数のeSIMを切り替えて利用することが可能です。
同時に通話・通信ができる回線は1回線のみのため、スマートフォンの設定画面から別の回線に切り替えて利用することになりますが、異なるキャリア回線を利用すれば、どちらかでネットワーク障害が起こってしまっても、もう1つの回線が使えて安心な環境になります。
eSIMを利用すれば、もしもの時のサブ回線をスマホに搭載することが出来ます。
④海外渡航時でもスムーズに利用できる
eSIMを使えば、設定画面から簡単に現地のキャリアに切り替えることができます。
これにより旅行先や滞在期間に合わせたデータプランを、現地のキャリアで購入でき、海外での通信の手間が大幅に減少します。
データ通信専用のプランを利用することで、音声通話が不要な場合でも、必要な通信だけを安く利用することが可能です。
eSIMの3つのデメリット
eSIMにはメリットが多くありますが、デメリットも存在しますので注意が必要です。
上記3つのデメリットについて、以下から詳しく解説していきます。
①非対応の通信会社や機種が多い
通信業界の大手として知られる「docomo」「au」「ソフトバンク」「楽天」の4社主要通信会社はeSIMを提供していますが、すべての通信会社が対応しているわけではありません。
eSIMを利用したい場合は、契約を希望している通信キャリアがeSIMに対応しているか確認することが必要です。
また利用予定のスマホがeSIMに対応しているか確認するのも重要です。
キャリアでスマホを購入する場合はキャリアのホームページ、SIMフリー端末はメーカのホームページにeSIM対応可否の記載があるので確認をしましょう。
②eSIMはオンライン手続きが基本
eSIMはコスト削減の目的から、原則オンラインでの申し込みとなっていて、対面や店頭でのサポートを行っている所が少ないです。
ある程度スマホのプランや契約方法、初期設定に詳しい方はeSIMで問題ないといえるでしょう。
反対にスマホについてあまり詳しくないという方は、eSIMのサポートを行っている店舗を探すか物理SIMがおすすめです。
③機種変更時はSIMの再発行が必要
物理SIMはSIMカードとスマホが別々になっているので、SIMカードを差し替えるだけで簡単に機種変更できます。
eSIMでは、機種変更をする際に「SIM再発行」の手続きが必要となります。
ご自身で契約中のキャリアのオンライン上でSIM再発行の手続きを行い、新しいスマートフォンを操作し開通手続きを行うという流れになるので、少々複雑な手続きとなってしまいます。
eSIMが使える法人携帯のおすすめ通信会社4選
docomo
ドコモのeSIMを契約すると、テザリングやデータシェアをしてもデータの上限がありません。
大容量プランを契約すれば、テザリングやデータシェアを容量を気にせず使えるのでお得に利用することが出来ます。
対応端末
docomo法人携帯で利用できる代表的な端末をご紹介します。
iPhoneシリーズ
- iPhone 16シリーズ
- iPhone 15シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone SE (第3世代)
android
- Google Pixel 9シリーズ
- Galaxy A55
- AQUOS sense9
- AQUOS wish4
au
auのeSIMを契約すると、「データシェア」を利用する事が出来ます。
スマートフォンやタブレットなど複数の4G LTE対応端末を契約している場合、それぞれの月間データ容量をシェアできるオプションです。
例えばスマートフォンとタブレットを2台持ちしていて、毎月スマートフォンはデータが余っているのにタブレットは毎月不足している時に、データを分け合えるので余すことなく利用することが出来るでしょう。
対応端末
au法人携帯で利用できる代表的な端末をご紹介します。
iPhoneシリーズ
- iPhone 16シリーズ
- iPhone 15シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone SE (第3世代)
android
- TORQUE G06 KYG03
- GalaxyA23
- AQUOSWish4
- DIGNOSX3
SoftBank
ソフトバンクは、利用者のライフスタイルや使用状況に応じた多種多様な料金プランを提供しています。
例えば、データ容量無制限プランやガラケーの通話のみのプラン等です。
利用者の使用方法によって様々な選択が出来るところが、特徴といえるでしょう。
対応端末
SoftBank法人携帯で利用できる代表的な端末をご紹介します。
iPhoneシリーズ
- iPhone 16シリーズ
- iPhone 15シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone SE (第3世代)
android
- Google Pixel 9シリーズ
- Galaxy A25
- arrows we2
- AQUOS wish4
楽天モバイル
楽天モバイルの大きな特徴は、「RakutenLinkOffice」アプリを利用することで、国内通話が24時間、何回でも無料でかけ放題になることです。
データ無制限のプランも利用できるため、社員のモバイルデータ使用に関して心配する必要がありません。
外出先でのデータ通信や、業務のためのアプリケーション利用、動画会議などが無制限に行えます。
対応端末
楽天モバイル法人携帯で利用できる代表的な端末をご紹介します。
iPhoneシリーズ
- iPhone 16シリーズ
- iPhone 15シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhoneSE(第3世代)
android
- Xperia 5 V
- Galaxy S23
- OPPO A79 5G
- AQUOS wish4
法人携帯でeSIM契約する場合の5つのよくある質問
eSIMを初めて導入される方から多くの質問を受ける内容をまとめてみました。
詳しく解説をしていきますので参考にしてみてください。
①eSIMで電話やSMSの利用は可能?
eSIM対応端末では、通常のSIMカードと同様に音声通話が可能です。
物理SIMを使用している場合とまったく同じように利用する事が出来ますのでご安心ください。
また、SMSの送受信も可能です。これにより、電話番号を使ったメッセージのやり取りが可能です。
②eSIMの設定方法とは?
キャリアによって設定方法は多少異なりますが、eSIM設定の一例を紹介します。
まずは、iPhoneでもAndroidでもeSIMを使いたいキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)でeSIMを申し込みましょう。
申し込むとQRコードが提供されるため、以下の手順に沿ってeSIMの設定を進めてください。
- iPhoneの場合
- iPhoneの「設定」を開く
- 「モバイル通信」をタップする
- 「モバイル通信プランを追加」を選ぶ
- キャリアから提示されたQRコードをカメラで読み込む
- 画面に表示される指示に従い、eSIMを追加する
Androidの場合
- Androidの「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」を選ぶ
- 「モバイルプランの追加」を選択する
- 受け取ったQRコードをスキャンする
- 画面の指示に従って設定を完了
設定が完了したら、データ通信や通話が正常にできるか確認し、問題なければ使用を開始します。
③物理SIMカードとeSIMの同時使用はできる?
物理SIMカードとeSIMを同時に使用することは可能です。
これをデュアルSIMと呼び対応端末では、物理SIMカードとeSIMを同時に使用して2つの回線を使い分けることができます。
一部のキャリアやプランによっては、デュアルSIMを利用できない場合もあるので、契約内容を確認することが重要です。
④eSIMで複数端末利用できる?
特定の端末(特にiPhoneや一部のAndroid端末)では、複数のeSIMプロファイルを登録できます。
しかし、同時に使用できるのは1つのeSIMのみで、デュアルSIMとして物理SIMとeSIMを使い分けることができますが、eSIMを同時に2台以上の端末で使用することはできません。
⑤eSIMと物理SIMカードの通信速度は違う?
eSIMと物理SIMカードの通信速度に違いは基本的にありません。どちらも同じネットワークに接続するため、理論的には通信速度に差はないといえるでしょう。
まとめ
eSIMには様々なメリット・デメリットがあり、利用方法や使用者によってeSIMか物理SIMか選ぶことが出来ます。
eSIM4つのメリット
- SIMカードが破損する心配がない
- 再発行が簡単にできる
- 1台のスマホで複数回線が使い分けられる
- 海外渡航時でもスムーズに利用できる
eSIM3つのデメリット
- 非対応の通信会社や機種が多い
- eSIMはオンライン手続きが基本
- 機種変更時はSIMの再発行が必要
海外渡航が多い方や、1つの端末で番号をいくつか持ちたい方は、是非この機会にeSIMのご契約を検討してみてはいかがでしょうか。
eSIMの導入方法などについて詳しく知りたい方は「法人携帯ファースト」へお気軽にお問い合わせください。