【完全版】法人携帯の乗り換え(MNP)方法を徹底解説!料金や手順、メリットから注意点まで
2025.01.22
法人携帯・スマホの通信費を抑えるために、乗り換え(MNP)を考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし「法人携帯の乗り換え方がわからない」「費用や注意点がわからない」といったお悩みを抱えている方も少なくありません。
そこでこの記事では、法人携帯の乗り換え(MNP)方法から料金や手順、そしてメリットや注意点など、法人が携帯電話事業者を切り替える際に役立つ情報を解説します。
法人携帯をよりお得に乗り換えるためにも、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
目次
法人携帯の乗り換え(MNP)とは?
法人携帯の乗り換えは、企業が現在利用している携帯電話事業者から別の事業者に変更することを指します。
MNPとも呼ばれ、携帯電話やスマホの電話番号を変更することなく、別の携帯会社に乗り換えることが可能です。
また、法人名義でMNPを行うことで、法人限定の格安プランを契約でき、コスト削減に繋がるメリットがあります。
2021年に政府から携帯電話の料金を引き下げる施策が実施され、そこからさらに法人携帯の乗り換えが簡単になりました。
法人携帯の乗り換えは法人だけでなく個人事業主の方でも行えるため、携帯料金を押さえたいと考えている方は一度MNPを検討してみると良いでしょう。
法人携帯の乗り換え(MNP)の際にかかる費用
法人携帯を乗り換える際には、契約事務手数料が必要になります。
契約事務手数料は乗り換え先のキャリアへ新規登録する際に必要となる費用で、各社共通で1回線につき3,850円です。
オンライン申し込みの場合には契約事務手数料が無料になる場合もあるため、申し込み前にチェックしておくと良いでしょう。
なお、auやソフトバンクなどの一部法人プランでは、契約解除料が発生する場合があります。
現在契約中のプランでは契約解除料が発生するのかどうかを、乗り換え前に必ず確認しておきましょう。
法人携帯を乗り換える(MNP)5つのメリット
法人携帯を乗り換えることにはさまざまなメリットがあります。
法人携帯を乗り換える主なメリットは、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 月々のコストが抑えられる
携帯通信市場では、競争が激化しており、自社のサービスを利用してもらうために各事業者がお得な料金プランを提供しています。
「契約当時は契約中のキャリアが一番お得だったけど、現在は他社のほうがお得になる」といったケースも珍しくありません。
法人向けのお得なキャンペーンが開催されている場合もあるため、契約前に適用可能なキャンペーンがないかチェックしておくと良いでしょう。
また、月々の通信コストを抑えることで、浮いた予算を他の業務に充てることができます。
業務拡大などさまざまなビジネスチャンスにも繋がるため、現在より安くなるプランを見つけたら、気軽にお問い合わせしてみましょう。
なお「法人携帯ファースト」では、au、docomo、ソフトバンク、楽天モバイルの4つのキャリアから最もお得なプランをご提案いたします。
初期設定無料サポートなどの導入支援も行っているため、お気軽にお問い合わせください。
法人限定の料金プランが利用可能
前述の通り、各キャリアでは法人向けのお得な料金プランが用意されています。
そのため、通常プランで契約する場合よりも、各段にコストを押さえて契約することが可能です。
例えばauでは、月額料金が毎月割引される「法人割プラス」があります。
割引金額は契約台数により異なりますが、毎月の請求額が割引されるのはうれしいポイントと言えるでしょう。
なお、法人限定の料金プランを利用するには、オンラインの法人窓口または正規代理店への問い合わせが必要です。
2. 端末料金を各段に抑えられる
新しい事業者に乗り換える際には、端末の料金が大幅に割引されることがあります。
たとえば、長期契約を結ぶ場合や特定のキャンペーンに参加する場合には、最新端末をお手頃価格で契約できる可能性が高いです。
また、契約する正規代理店によっては、端末料金が0円になることもあります。
法人携帯の乗り換えをする際は、端末料金の割引が受けられるか事前にチェックしておくと良いでしょう。
3. 変更の際の各種手数料が無料
一部の携帯事業者では、MNP(番号ポータビリティ)に際して、解約手数料や新規契約手数料が無料となるキャンペーンを提供しています。
そのため、法人携帯の乗り換え手続きに伴う費用を軽減できます。
ただし、各種手数料無料キャンペーンが実施されているかどうかは事業者や時期によって異なるため、各キャリアのカスタマーサポートに質問してみることをおすすめします。
4. 料金プランを見直せる
MNPを機に、通信量や利用状況に合わせて最適な料金プランを選択することで、無駄な支出を減らすことが可能です。
なお、料金プランの見直しのためには、現在のプラン内容や社員の利用状況を把握し、契約プランの比較を行いましょう。
プランを比較する際は、下記のポイントに注目することでより明確に自社にあったプランを見つけられますよ。
- かけ放題オプションをつけたときの金額
- 利用状況に応じたデータ容量の金額
- 契約台数に応じて割引された後の金額
これからさらに法人携帯の契約が必要になる可能性なども考慮しつつ、自社にあったプランを選んでください。
5. 代理店を利用することで面倒な手続きが不要
MNPの手続きは一部複雑ですが、代理店を利用することで手続きが簡単になり、面倒な作業から解放されます。
店頭で契約する場合には、法人確認書類や印鑑などを持参して直接店舗へ行く必要があるうえ、待ち時間が長く契約に時間がかかってしまうことも多いです。
一方代理店で契約する場合には、電話でプランの説明を聞いたうえで、契約時には会社に直接訪問してもらえることもあります。
そのため、業務が忙しく手続きをしに行く暇がない場合でも契約手続きを簡単に行えるほか、時間を無駄にせずスムーズに契約することが可能です。
法人携帯の乗り換え手続き(MNP)をする際の5つの注意点
法人携帯の乗り換えには様々なメリットがありますが、何点か注意しなければならない点もあります。
- MNP予約番号には有効期限がある
- 現在利用中の端末が乗り換え先で契約できない可能性がある
- キャリアメールが原則利用できなくなる
- 乗り換え先次第では名義変更が出来ない
- 切り替えタイミングによっては料金が二重で発生する
次項から詳しく解説していくため、法人携帯を乗り換える際に失敗しないためにも、必ずチェックしてください。
1.MNP予約番号には有効期限がある
MNPで法人携帯の乗り換えを行う場合、現在契約しているキャリアで「MNP予約番号」の取得が必須です。
MNP予約番号には有効期限が設定されており、予約番号を受け取ったら、一定期間内に取得した番号を使用して手続きを完了する必要があります。
期限を過ぎると予約番号が無効になり、再度予約手続きを行う必要があるため、MNP予約番号を発行したら必ず期限内にMNP手続きを行いましょう。
2.現在利用中の端末が乗り換え先で契約できない可能性がある
携帯事業者によっては、周波数帯(対応バンド)の違いから一部の端末や機種が対応していない場合があります。
そのため、現在利用している端末が乗り換え先で契約可能かどうかを、事前に各社サイトの動作端末ページから確認することが重要です。
特にAndroidを利用している場合は、各キャリアごとに同機種であっても対応している周波数帯が異なることがあるため注意しましょう。
3.キャリアメールが原則利用できなくなる
MNPを実施する場合、現在利用しているキャリアメールの利用が原則制限されます。
個人契約の場合には、キャリアメール持ち運びサービスを利用することで同じメールアドレスを継続して利用可能ですが、法人契約の場合には適用できません。
そのため、新しい携帯事業者に移行する際には、メールアドレスの変更や別のメールサービスの利用を検討する必要があります。
法人携帯を乗り換える前に、一度フリーメールアドレスや自社ドメインのメールアドレスに切り替えておくと良いでしょう。
4.乗り換え先次第では名義変更ができない
一部の携帯事業者では、法人携帯の名義変更が難しい場合があります。
たとえば、格安SIMの多くは名義変更ができず、UQモバイルでも原則名義変更は禁止されています。
そのため、事業者で名義変更が必要な場合は、乗り換え前に名義変更を済ませておくと安心です。
5.切り替えタイミングによっては料金が二重で発生する
MNPの切り替えタイミングによっては、現行の契約と新しい契約の重複期間が発生し、料金が二重に発生する可能性があります。
支払い料金の重複を避けるためにも、MNPの手続きをするタイミングに注意しましょう。
事前に携帯事業者と相談し、最適な移行日を確定することで、余計な負担を回避できます。
法人携帯を安く乗り換えるなら代理店からの契約がおすすめ
店頭で直接契約するよりも価格交渉がしやすいメリットがあり、通常よりも安く法人携帯を乗り換えられます。
価格交渉をする際は値引きの交渉をするのではなく、他社との相見積もりをとって競争させることによって、より安いプランを提案してもらえる可能性が高いです。
キャリアにこだわらず安く契約したいと考えている場合には、複数の代理店から見積を取ると良いでしょう。
なお、代理店では専属の担当者がついてくれることが多く、条件や予算に合わせて最適な通信プランを提案してくれます。
仕様データ量や通話時間、オプションの有無などによって料金は変動するため、自社のニーズや利用状況はなるべく詳細に共有しましょう。
担当者と綿密に連携を図ることで、より快適な通信環境を実現できますよ。
また「法人携帯ファースト」なら、業界の中でも最安級の法人プランを取り扱っています。
1台からの契約も可能なため、ニーズに合わせてご契約いただくことが可能です。
最短即日でご納品いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
法人携帯の乗り換え(MNP)・申し込み方法
法人携帯の乗り換え(MNP)手続きは、以下のステップに従って進めることが一般的です。
各ステップでの重要なポイントを確認しながら、スムーズな乗り換えを目指しましょう。
なお、手続きには時間がかかる場合があるため、余裕をもって手続きを進めることをおすすめします。
1. 利用機種・プランを決定する
まず、自社の利用する機種や通信プランを検討しましょう。
現在の利用状況や予算に合わせて、最適な機種とプランを選択することが重要です。
各携帯事業者が提供するプランやキャンペーンも比較検討し、自社が一番お得に契約できるサービスを見つけてくださいね。
2. MNP予約番号を発行する
利用するプランや機種が決まったら、現在契約中のキャリアに連絡し、MNP予約番号を取得します。
MNP予約番号は、乗り換え先の事業者で新規契約を進めるために必要になるため、乗り換えの際は必ず取得しましょう。
なお、MNP予約番号は、ウェブや電話から簡単に取得することができます。
各キャリアのMNP予約番号の取得窓口は、以下の通りです。
キャリア名 電話窓口 web窓口 au 0077-7041
0120-925-041
受付時間:9:00~18:00 ー ドコモ ドコモ携帯の場合:151
その他の場合:0120-800-000
受付時間:9:00~20:00 法人向けMy docomo
受付時間:9:00~21:00 ソフトバンク ソフトバンク携帯の場合:*5533
その他の場合:0800-100-5533
受付時間:9:00~20:00 My Softbank
受付時間:24時間 UQモバイル 0120-001-659
受付時間:9:00~20:00 My UQ mobile
受付時間:24時間 ワイモバイル ワイモバイル携帯の場合:116
その他の場合:0120-921-156
受付時間:9:00~20:00 My Y!mobile
有効期限に注意しながら、手続きを進めていきましょう。
3. 転入手続きを行う
MNP予約番号を取得したら、現在の携帯事業者で転入手続きを行います。
各キャリアで転入手続きの際に必要な物を、以下の表にまとめました。
4. 開通手続きを行う
新しい携帯事業者での契約が確定したら、契約した端末の開通手続きを行います。
Webから手続きを行った場合、新しいSIMカードや端末の設定を自身で行う必要があります。
店頭で手続きを行った場合は、その場で担当者が開通手続きを行ってくれるため、作業に不安がある方は店頭にて手続きを行うと良いでしょう。
手続きが完了したら、法人携帯の乗り換えは完了です。
まとめ
法人携帯の乗り換えとは、企業が現在利用している携帯電話事業者から別の事業者に変更することを指します。
MNPとも呼ばれ、携帯電話やスマホの電話番号を変更することなく、別の携帯会社に乗り換えることができるほか、下記のようなメリットがあります。
ただし、法人携帯を乗り換える際はタイミングに注意しないと料金が二重で発生してしまうほか、キャリアメールが原則引き継ぎできないなどのデメリットもあるため注意しましょう。
なお、法人携帯の乗り換え作業が面倒だと感じる場合には、代理店を経由して乗り換えするのもおすすめです。
代理店を利用することで、法人携帯の乗り換え時に必要な作業をサポートしてもらえるほか、料金が安くなる可能性が高いなどのメリットもあります。
法人携帯の乗り換えを考えている方は、ぜひ本記事を参考に乗り換えを検討してみてくださいね。